【お迎えに間に合わないママの救世主!】夜間保育園って?
- 2018.07.18
- 社会人に役立つコラム

「夜間保育園」という言葉を聞いたことがありますか?
働くママさんが増え、その働き方にも多様性がみられる昨今、新しい保育園の形として注目が集まっています。
子育てと仕事の両立に悩むママさんに、今知ってほしい情報です。
お迎えに間に合わない!
働くママさんにとって、保育園の利用は不可欠ですよね。
保育園探しの難しさも、近年は多く取り上げられています。
しかし、入園後もママさんたちを悩ませる問題があるのです。
聞こえてくるのは「お迎えに間に合わない!」という悲痛な叫び…。
働くママさんにとって、毎日の保育園への送り迎えは時間との戦いです。
通常、保育園の開所時間は、7時~18時としているところが多く、働くママさんにとってはちょっと厳しい時間設定になっています。
「18時のお迎えは無理!」というママさんのために、延長して預かってくれる延長保育というサービスがありますが、こちらを活用しても最長で20時までのところが大半です。
「延長保育を利用してもお迎えに間に合わない!」「そもそも帰宅が深夜、頼れる親族も近くにいなくて…」
そんなママさんの味方になってくれるのが、「夜間保育園」なのです。
夜間保育園って?
夜間保育園は、その名の通り夜間も安心して預けられる保育園のことです。
11時~22時までを基本の開所時間としていることが大きな特徴で、帰宅の遅いママさんを中心に注目が集まっています。
しかし、そもそも「夜間保育園」ってなんだか耳馴染みのない言葉ですよね。
それもそのはず、認可の夜間保育園は現在全国に81ヶ所(2017年4月時点)しかなく、少しずつ増えてはいるのですがまだまだ数は少ないものなのです。
しかし、利用することでより働きやすく、子育てしやすくなるなら、知っておいて損はないですよね。
夜間保育園にも色々ありますが、今回は認可の夜間保育園にしぼってその仕組みをご紹介します。
どんな人が利用しているの?
夜間保育園の利用を選ぶ方の多くは、様々な理由で「お迎えに間に合わない!」という悩みを抱えている方です。
そのため、営業や飲食業、医者や公務員など夜遅くまでお仕事があるママさんや、シングルマザーであったり夫婦共働きで周りに頼れる親族がいないというような方など、幅広い方が利用しています。
何歳から預けられるの?
夜間保育園の多くは就学前まで預けることができますが、預け始めの時期は保育園によって様々です。
産休明けから預けられるところもあれば、生後3ヶ月からのところもあります。
産後すぐの職場復帰をお考えであれば、なるべく早めから預けられる保育園を探してみてはいかがでしょう。
保育時間は?お迎えに間に合わない場合は?
冒頭でも触れたように、夜間保育園の保育時間は11時~22時までとしているところが多いようです。
この保育時間の設定が、通常の保育園との大きな違いとなっています。
これで「お迎えに間に合わない!」という問題が解消されるママさんも多いのではないでしょうか。
しかし、そんなママさんばかりではないですよね。
11時より前や22時より後に預けなければならない場合はどうすればよいのでしょう。
このように、子どもを預ける時間のことで困ったら、延長保育をやっているかどうかを調べてみましょう。
別途料金はかかりますが、開所の前や後の時間でも延長して預かってくれる保育園がほとんどで、中には24時間体制をとっていて、お泊りに対応してくれる保育園もあります。
そんな延長保育の利用法には2通りあります。
1.突発的に延長しなければならない日が出来た場合
その日だけは9時から子どもを預けたい、来週いっぱいは23時にならないとお迎えに行けない!など、時間通りの送り迎えが難しいときもありますよね。そんなときは、回数単位で延長保育を利用することができます。
1時間ごとに400円~1,000円程度の料金が設定されている保育園が多いようです。
延長する時間帯によって料金が変動したり事前申請が必要だったりと、保育園によって違いがあるので注意しましょう。
2.常に延長することが決まっている場合
そのような場合は、1ヶ月単位で定額料金を支払って利用することができます。
毎日の送り迎えの時間が決まっているママさんは、こちらを利用するのがよいでしょう。
1時間の延長であれば、1ヶ月2,000円~5,000円程度で利用できます。
こちらも、延長する時間帯や利用時間での料金変動に違いがあるので、あわせて確認しましょう。
また、休日保育を実施している保育園もあるので、土日に仕事が入ってしまった場合はこちらを利用することも可能です。
上記を参考に、毎日のお仕事スケジュールを確認して利用しやすい方法を見つけましょう。
1日のスケジュールは?
夜間保育園での1日、特に夜の時間はどう過ごしているのでしょう。
登園した子どもたちは昼食を食べ、遊んだりお昼寝をしたりして過ごします。ここまでは普通の保育園とほとんど同じですね。
その後、夜になると夕食を済ませた子どもたちは入浴し、20時頃には眠ってお迎えを待ちます。ここが、夜間保育園のポイントです。
遅くまで働くママさんの元だと、どうしても不規則な生活になりがちですよね。
でも夜間保育園なら、食事から入浴、就寝までを決められた時間通りに行っているので、子どもたちは自然と規則正しい生活を送ることができるのです。
食事はどうなってるの?
お昼ごはんと夜ごはんは、給食が用意される保育園が多いようです。
バランスの取れた食事を規則正しく与えることができ、ママさんの負担も少なくて済みますね。
夜間保育園の料金は?
やはり気になるのは、夜間保育園を利用するための費用ですよね。
保育料に関しては、地域によって大きな違いがある場合が多いので、まずはお住まいの地域のHPを見て確認してみましょう。
加えて、定められた保育時間を超えて利用する場合は延長料金が別途必要になります。
例えば、11時~22時までが通常保育時間であれば、9時から預ける場合や23時にお迎えに行く場合は、それぞれの保育園で定められた延長料金が発生します。
その他に入園の際に制服代などが必要になる場合もありますので、それぞれの保育園の情報もチェックしておきましょう。
選択肢のひとつとしての夜間保育園
働き方が様々に広がっている今、それに合わせて保育園のあり方も変わってきていることがわかりましたね。子育てとお仕事を両立するのは簡単なことではありません。
あれもこれもと抱え込んでしまってはいませんか?そんな時には思いつめず、「夜間保育園」の存在を思い出してください。
きっと働くママさんの味方になってくれますよ。
-
前の記事
シングルマザーの収入・働き方は?【実例ご紹介!】 2018.07.11
-
次の記事
育休2年、とり方と5つのメリット・デメリット 2018.07.25