共働き家庭の夏休み、小学生の留守番はOK?

共働き家庭の夏休み、小学生の留守番はOK?

働くママにとって悩みの種なのが夏休み!

夏休みの間に小学生をどう過ごさせるか、悩む方も多いんじゃないでしょうか。

「子どもはどこに預ける?」

「預け先のない場合、留守番をさせてもいいの?」

お悩み解決は夏休み前の今がチャンス!

子どもの夏休みの過ごさせ方について深掘りします!

 

小学生の夏休み

小学生の夏休みってどんなもの?

夏休みの期間は地域・学校ごとに異なりますが、だいたい40日前後

その間は子どもはずっと家にいることになりますし、給食がないので平日の昼食も用意しなければなりません。

子どものころは楽しくてしょうがなかった夏休みですが、親になると「早く終わってくれ!」と思ってしまう方、多いんじゃないでしょうか。  

 

夏休みを乗り切る方法として多くの人が利用するのは、公立の学童保育

早いところでは7:30くらいから開いていますが、一般的には8:30~18:00くらいの時間で預かってもらえます。

一方で、学童保育は全学年が利用できますが、申込者数が定員をオーバーすると低学年優先となり、高学年は入りたくても入れないのが現状。

また、学童保育の利用申し込みは前年度の1月~2月ごろで、夏休み前に入るということは基本的に難しいです。

祖父母や親せきなどに預けられればよいですが、そういうわけにもいかない家庭も多いのではないでしょうか。

子どもの預け先を探そう!ダメなら留守番も?

小学生の夏休みをどう乗り切る?

公立の学童保育や、親せきなどへ預けることができないなら、まずは子どもを預かってくれるサービスを検討してみましょう!

民間学童保育

学童保育には公立のものだけでなく、民間で運営されているものもあります。

民間の学童保育は公立のものより少々利用料金が高いですが、子どもを預かってくれるだけではなく、英会話レッスンやプログラミング、料理体験、地域との交流イベントなど、独自のカリキュラムが用意されていることが多いです。

さらに、施設によっては送迎サービスがあったり、延長保育を受け付けてくれたりと、公立の学童保育に比べて働くママに嬉しいサービスがあるのも特徴。

ファミリーサポートセンター

市区町村が運営しているファミリーサポートセンターでは、有料で子どもを預かってもらえます。

地域での子育ての相互援助を目的としたこの施設は、子育て中の人なら会員登録をすれば誰でも利用可能

子どもを預かってくれるのは、同じく会員登録をした地域の子育てを手伝いたいと考えている人で、きちんと必要な講習を受けた上で預かってくれます。

利用料金などは地域によって異なりますので、お住まいの地域のファミリーサポートセンターまで相談してみてください。

最終手段「留守番」

預ける先が見つからないとなると、最終手段は「子どもを留守番させる」というもの。

「子どもだけで留守番させるのはかわいそう」と思う方もいるかと思いますが、他に手段がない家庭にとっては致し方ありません。

確かにとても幼い子どもを1人にするのは不安ですが、小学校高学年にもなれば案外しっかりしているもの。

1人で留守番させても大丈夫か、子どもの性格や年齢を踏まえて考えてみましょう。

一方で、子どもだけでの留守番は安全性に不安がつきものです。

留守番中の児童を狙った悪質な犯罪が起きたこともあり、安易に子どもだけにするのは危険もあることを忘れてはいけません。

親子できちんとルールを決め、安全に気をつける必要があります。

留守番注意ポイント!

小学生を留守番させる時に気を付けたいポイント

どうしても留守番させるしかない!

そんな時には次のようなポイントに注意しましょう。

できる対策はしておくに越したことはありません。

戸締り・留守番中の来客

基本的に玄関や日中使わない部屋の窓などのカギは常にかけておき、不要不急の外出はさせないようにしましょう。

また、留守番中に知らない人の来客があった際は対応する必要はありません

過去に、子どもが留守番中の家へ水道局員や電気業者と偽った男が訪問し、対応した子どもに乱暴をはたらいたという事件がありました。

このように訪問者が悪意を持っている人の場合、インターホンなどで「今お母さんは居ません」などと対応してしまうと、付け入る隙を与えることになってしまいます。

そういった危険を未然に防ぐためにも、知らない人は対応しない、とルールを決めておくのがよいでしょう。

電話が鳴った時

留守番中に電話が鳴った際は、電話に出るようにするとよいでしょう。

電話にでないと、留守だと思われ空き巣の危険性が上がります。

重要なのは、電話口で「お母さんに代わってくれる?」と聞かれた際に、「今お母さんは寝ています」と家に大人はいるけど電話に出られないというふうに伝えることです。

ここで「今お母さんは居ません」と伝えてしまうと、子どもだけで留守番していることが相手にバレてしまいますので、防犯上よくありません。

電話がかかってきたときにどう対応するかを親子できちんと確認しておきましょう。

お昼ごはん

なるべく子どもが火や刃物を使わなくてもよいように準備をしておくと安心です。

子どもしかいないときにガスコンロをつかってやけどしたり、包丁でケガをしたりという可能性もあります。

ちなみに筆者の場合、炊飯器から温かいご飯をよそって、母が作ってくれたおかずを電子レンジで温めて食べていました。

おかずを作り置きしたり、インスタントやレトルト・冷凍食品を活用して、子どもが自分でできる部分は子どもにまかせながら無理なく用意しましょう。

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宿題・勉強

小学生の夏休みは継続して勉強できるかが重要

夏休みといえば宿題!

日記にドリル、絵や自由研究など内容は様々ですが、夏休みの40日間で勉強する習慣がなくならないよう、たくさん出ます。

長期的に計画立てて進めないといけない夏休みの宿題は、子どもの性格によって、自分から毎日コツコツできる子もいれば、手助けが必要になる子も。

加えて、留守番中は親の目がないので、ついつい遊びに夢中になってしまったりして宿題が進まないのではと心配になりますよね。

親の目がなくてもきちんと宿題を進められるよう、親子できちんとルール決めをしておきましょう。

例えば、「宿題がこのページまで終わったら好きなゲームをしてよい」というようなルールを決めておけば、子どももコツコツと宿題ができるかも。

お手伝い

留守番中、勉強と遊びだけでいいのかな、と心配に思うママさんもいるのではないでしょうか。

そんな時は、子どもにお手伝いをさせてみてはいかがでしょう。

お手伝いを「させる」というと、なんとも無理やり感がありますが、子どもが率先してお手伝いしたくなるように仕向けてみると良いですよ。

例えば、「1つお手伝いをすると1ポイントもらえて、ポイントがたまるとご褒美!」というゲーム方式にすると、子どもも楽しめるしママさんも家事が減って楽に。

はじめはご褒美目当てだとしても、続けることでお手伝いが習慣になりますし、家事への抵抗が薄れ、自分の身の回りのことを自分でできる子になります。  

 

お手伝いさせやすい家事の1つは「洗い物」

朝ごはんで使った食器や、お昼ごはんで使った食器を自分で洗うというもの。

食器を割らないか不安なら、あえてプラスチックの食器を使ってもいいかもしれません。

また、「洗濯」も子どもはお手伝いしやすいですよ。

例えば、取り込んだ洗濯物を仕分けて畳んでタンスやクローゼットにしまう作業。

子どもの身長が高いなら、乾いた洗濯の取り込みもお願いすると良いかもしれません。

こんな子どもの過ごさせ方も

留守番だけじゃない!夏休みの子どもの過ごさせ方

「やっぱりなるべく子どもに留守番はさせたくない」

「毎日1人で留守番はかわいそう」

そんな方にはこんな子どもの過ごさせ方はいかがでしょうか。

放課後子ども教室

放課後子ども教室とは、文部科学省の指導のもと、小学校の余った教室や体育館、公民館などで実施されている取り組み。

特に利用に条件はなく、その学区のすべての子どもが利用できます。

取り組みの内容としては、宿題の指導などの学習支援、料理教室やスポーツなどの体験活動のほかに、自由遊びや地域の行事への参加などで、基本的には無料

友達とわいわい楽しみながら、勉強したりいろいろな体験をできるので、家で1人で留守番をしているよりも子どもにとってはプラスかもしれません。

ただし、全ての小学校区で実施されているわけではない上、地域によって開催日数・時間や実施内容は異なります。

中には夏休みの平日は実施していないところも。

お住まいの地域で放課後子ども教室がどのように開催されているかは、市区町村のサイトや各小学校へ確認してみてください。

塾・習い事

ずっと1人で留守番はゲームばっかりするのではと心配。

そんな方は、塾や習い事に行かせてみてはいかがでしょう。

サッカー、スイミング、プログラミング、英会話などの多くの習い事教室や塾で、夏期の集中プログラムが開催されます。

夏期のプログラムは普段から通っている生徒でなくても申し込みOKな場合が多いので、参加しやすいですよ。

特に塾では、講義のほかに自習室が使えることもあるので、1人で留守番させるよりは安心かもしれません。

ただし、なかなか丸一日というプログラムはないので、子どもが自分で行き帰りできるところを選ぶようにしましょう。

サマーキャンプ

サマーキャンプは子どもの心身の成長にも!

長い夏休み、普段の生活ではできないことに挑戦させてみるのはいかがでしょうか。

サマーキャンプとは、野外活動を通じた体験学習を目的とした、夏休みに子どもだけで参加するキャンプ。

短いものでは1泊2日から、長いものでは2週間程度のプログラムが用意されています。

海や山などの大自然とふれあいながら、様々なアクティビティを行います。

親と離れ、子どもたちだけで協力して活動するので、子どもたちの自主性や自立心が育ちます。

子どもと相談しよう

今回ご紹介したもののほかにも、地域によって様々な子育て支援やサービスが行われています。

子育て支援に関する行政窓口へ行けば、利用できるサービスについて教えてくれますので、困ったときには利用してみてください。

長い夏休み、働くママにとって悩みは尽きないかもしれませんが、お子さんと相談しながら過ごし方を決めていきたいですね。  

 

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